2023/8/4 15:47
保育風景
自然ふれあい体験(5歳児)

 堺市の"自然ふれあいの森”に、5歳児ひまわり組が遠足に行ってきました。今回は″夏”の森。自然体験を通して身近な自然に興味・関心を持つ事ができるこの季節ならではの経験をしてきました。

どんな楽しみがあるかな?ウキウキしながら出発です。

 川辺の道を選んで散策開始!木陰や川の水のお陰で、涼しさを感じる事ができました。

もみじの木をよく見ると、小さな種が付いている葉があります。それを宙に上げると回転しながら舞い降ります。それは種を遠くへ飛ばそうとする自然の働きなのだそうです。
もみじの種
「緑のイガイガ、見つけてね」足元に目をやると、栗のイガが見つかりました。
レンジャーさんから「セミの抜け殻を見つけたら教えてね」と言われて、木の枝の間を目を凝らして探しました。「あっ、あった!!」と見つけて嬉しそう。
一列に並び山道を登りました。下りに差し掛かると「段々下に向かってるんや」と、体の感覚で感じ取る姿が見られました。

 下山して『森の館』に入って小休止。見つけたセミの抜け殻を観察したり、顕微鏡で拡大した虫の姿(触覚や手足、お腹等)を大きな画面で見せてもらい、不思議な生態に歓声を上げていました。 

セミの抜け殻が載っている冊子を手掛かりに、見つけた物はどのセミなのか、を調べました。
待ちに待ったお弁当の時間!手作りのお弁当を喜んで食べていました。

 午後からのプログラムは『たたき染め』。選んだ葉を布の下に敷いて、上からハンマーで叩くと葉の色が浮き出てきます。 

「どれにしようかなー」色や形にこだわり、自分の好きな葉を選びました。
「あっ色が出てきた!」「この葉っぱ、色が出てこない」と様々。

 葉っぱの種類や色合いによって、上手く色が出てこない葉がありました。「きっと枯れてしまって、色が出にくいんだと思う。」と、"なぜなんだろう”という疑問について自分たちの考えを伝えあっていました。 

あっという間の4時間。楽しかったね。

 途中、休憩や水分補給を十分に行いながら進めました。真夏の遠足でしたが、日陰や室内で過ごしながら、自然を十分に感じる事ができる機会となりました。少し疲れはあったようですが、満足顔の子ども達でした。早朝からお弁当をご準備いただきありがとうございました。