松原屋台の入魂式が終わってから、ぞう組の子ども達は一気にお祭りムードです。「やっさつくろ!!!と」屋台の屋根を支える4 本の柱を立てる所から始めました。柱の長さを揃えないと屋根が傾くことを知った子ども達は、丈夫で長い一本の棒を4 分割する方法を真剣に考えました。そして、屋台の写真をよく観察し様々な材料を使って屋台を組み立てていきました。「やっさ完成したら、練り合わせしたい!」と 練り合わせ を目標にしていました。練り合わせをしても壊れないよう、ガムテープで補強し工夫していました。

ぞう組でお祭ムードが高まってくる中、年長組で松原八幡神社に見学に行くことになりました。屋台作りをしていた子どもたちは、「よっしゃ!!やっさ本物みたいにしたいからめっちゃ見てくる!!」と大喜びです。

見学を終え、お土産を持って園に帰ると、おせんべいには格好いい、祭の景色が描かれていました。そして神社で見たことや、一緒に行った先生に教えてもらったことなどを、年中さん、年少さんに教える姿はとても誇らしげでした。

それぞれが作った屋台が3台揃い、練り合わせが始まりました。どちらかの屋台が、部屋の壁やお客さんの方に押しやられると「ピーピーピーピー!!」と笛(声)がなり、練り子の一人が手で”危ないからあっちにいこう”と合図をします。それを見た他の子どもたちは、みんな一斉に方向転換します。そして、どちらかが落としたり、決着が付かず長引くと「木(拍子木)ならして!!」と声がかかり、拍子木役が積み木でカチカチと音を鳴らして一度仕切り直します。本物の祭で練り合わせを見ているからこそ編み出せる練り方、連携技がとてもかっこよかったです。

出店でお目当ての物を買ったら、さじきに行きます。そして、美味しい物を食べながら屋台の練り合わせを鑑賞していました。
