筆を使っての絵具遊びは今年度初めてなので、絵具は固形絵具を使用し細筆での塗り絵から始めました。
壁面のモデル画に気が付き「これなになん?」と興味を持った子から個々に筆の使い方を伝えていきました。
筆を水につける→水差しのふちで水を切る→絵具をつけて塗る(筆先が繊細なので丁寧に扱う)→色を変える時は筆を濯ぐ→最後は筆を濯いで戻すと気を付けることは多いのですがよく聞いて筆の扱いも丁寧に出来ている子が多かったです。
水換えは保育者がしていましたが年長児が気が付いて自らしてくれる姿も見られました。
工作で大きめの紙箱の底にペンで色を塗っているK君「ペンだと塗るの大変そうやから絵具でしてみる?」と提案し塗る範囲が広いので太筆も用意すると伸び伸びと色を付けている様子が見られました。
絵具を常設すれば塗り絵だけでなく描画はもちろん工作でも作る技法の幅が広がる可能性を感じました。
絵具を出して4日目。
最初は塗り絵から始めましたが、筆の扱い方に慣れて自由にパスで描いてから色塗りをしたり、絵具のみで描くことも出来るようになってきました。
年長児が「茶色が無い」と言うので色を混ぜて作ってみたら?と提案しました。どの色を混ぜると思い通りの色になるのか、色を選び、量を足してみたりと試行錯誤する姿が見られました。その姿を見て自分の欲しい色を自作する子が増えてきました友だちと一緒に考えたり、教えたり、出来た色を見せあったりしています。混色だけでなく保育者が伝えなくとも、水の量で濃淡が出来ることや、筆を洗う時に水にそっと筆をつけるとマーブルのようになることを遊びながら自分たちで発見し考え
実践する中で学んでいました。