温かいお日様の下、先日ついに園庭の片隅に小さな花が咲いているのを見つけました。いよいよ草花や生き物の芽生えの時、春の訪れを感じます。
そんな心踊る反面、いよいよばら組での生活が修了の日を迎えました。一年間、たくさんの成長を見せてくれた子ども達。新しい学年への第一歩に、エールを送りたい気持ちと、少し寂しい気持ちが入り混じっています。
改めて、この一年間を振り返ってみました。
4月の頃、まだまだ幼くあどけない表情だった子ども達。新しい広い園庭に目を輝かせながら、いろいろな経験を楽しんできました。滑り台や、ブランコ、ジャングルジムなど、小さな身体で何でも挑戦する姿勢に、いつも生きる力を感じていました。それと共に、言葉やジェスチャーで伝えることもどんどん上手になりましたね。毎日一緒にいたからこそ分かる、「こんなこと言えるようになってる」「あんなことできるようになったんだ」という小さな成長が、本当に嬉しいものでした。
また、生活面においては、衣服の着脱や身支度、片付けなど、できることがたくさん増えました。その反面、最近では、「イヤイヤ期でしょうか」というお母さんからの悩みの言葉も聞かれます。身の回りのことに関しては、「自分でやりたい」という気持ちが芽生えたことはもちろん、「いや!」と言えるようになったことも成長の証です。本当はできる力を持っている子ども達なので、「いや!」「やりたくない!」という気持ちにも、「そんな時もあるか」と温かい目で付き合っていっていただけたらと思います。
これからもどんどん続いていく園生活。そんな中で、本当に大切な力は、何でも自分でできることではなく、困った時、周りの人に助けを求められるということだと思っています。それは、
幼いばら組の子ども達でも同じで、「手伝って」「〇〇いらない」など、困った時にこそ思いを言葉にできるように、繰り返し伝えてきました。
ばら組の担任としてではなくなりますが、これからも子ども達が過ごしていく毎日を見守り続けています。そして、困っている時にはそっと手を差し伸べてあげられるような存在でいたいと思っています。
一年間、至らない点も多々あったかとは思いますが、日々、ばら組の保育に温かいご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。
お子様の健やかな成長を心より願っています。
〈おまけ〉