寒さがまた一段と増す季節となりました。真冬の寒さに負けず、元気いっぱい遊んでいる子ども達です。
2月3日に節分の豆まきをしました。1月下旬ごろより、豆まきの歌をうたったり、節分の紙芝居を読んだりしていました。子ども達に「豆まきって知ってる?」と問いかけると「鬼は~外!やろ」と、多くの子が教えてくれました。
節分の豆まきは「体の中の邪気を追い払うための行事」であることを踏まえ、子ども達には「みんなの体の中にいる怒りん坊鬼、泣き虫鬼、イヤイヤ鬼、意地悪鬼をやっつけるために豆まきをするんだよ!みんな鬼さんやっつけられるかな?」という話をすると、「仮面ライダーになる」と言う子がいたので、「みんなは何に変身して、鬼さんをやっつけたい?」と聞くと「赤い仮面ライダー」「プリキュア」「アンパンマン」など、鬼をやっつけるためのキャラクターを教えてくれました。そこで今年のさくら組は例年のような鬼のお面は作らず、子ども達が鬼退治できるように自分の好きなキャラクターのお面を作ることにしました。
節分の前に出来上がった鬼退治用のお面。みんな嬉しくて豆まきの日ではないけれど、お部屋の中でも外に行く時でもお面をつけて遊ぶ姿を見ることができました。
いよいよ豆まき当日。怒りん坊鬼が保育者の体の中に入り込んだ設定の元、鬼の角だけつけて登場すると、一瞬「ビクッ」とする子ども達でしたが、それまでに何回も「先生の体の中に悪い鬼さんが入ってきたら、豆を投げてやっつけてね!」とみんなに伝えていたので、「鬼は~外!福は~内!!」と豆の代わりのボールを鬼役の保育者めがけて投げることができました。
保育者の体から怒りん坊鬼が出ていくと、子ども達は「やったー!やったー!!」と大喜び。その後再びやってきた泣き虫鬼にも果敢にボールを投げ、見事退治することができました。
よっぽど鬼退治できたことが嬉しかったようで、まさかの「もう1回、鬼さん出てきて欲しい!」とリクエストが(笑)そこで急遽、イヤイヤ鬼が登場することに。イヤイヤ鬼も子ども達の力で無事退治することができました。
豆まきの際、保育者がつけていた鬼の角が子ども達にとって魅力的に見えたようで、なんと「自分のお面にも角をつけてほしい!」と言い出す子が出てきました。1人につけてあげると、他の子も角が欲しくなったようで、角が欲しい子にはさくら組カラーのピンク色の角をつけました。
豆まきは終わりましたが、子ども達は「ヒーローと鬼が共存するお面(笑)」がお気入りで、今でも遊びの時につけています。またさくら組では「第2回豆まき大会」も行いました。
どんな形でも鬼をやっつけるのは子ども達にとってとても勇気が必要だったと思います。みんな泣かずに鬼退治よく頑張りました。しっかりと邪気を追い出したので、みんな1年元気いっぱい過ごせますように!
(おまけ)