乳児における粗大運動とは、寝返り・這う・つかまり立ち・歩くなど、身体全体を使った大きな動きのことです。自分の身体を効果的に動かすために必要な基本的なことであり、発達の重要な一つです。
トンネルをくぐる
乳児トンネルを四つ這いでくぐり、全身を使って動いています。まだまだ空間認知が出来ておらず、入口でおでこを“コツン!”とすることもありますが、何度もくぐって遊んでいます。(0 歳児)
乳児期のトンネルくぐりは、空間認知能力を育てるために効果的な遊びです。自分の身体の大きさや位置・空間を理解する力を養います。四つ這いになったり、しゃがんだりすることで、全身の筋肉を使い、身体のバランスを保つ練習になります。

這って遊ぶ・傾斜を這って登り降り
這うこと(ハイハイ)は、筋力を育てるだけでなく、片手片足を交互に出しながら進むことや全身の平衡 感覚を育てます。歩けるようになっても、たっぷりと這う遊びを体験できるようにしています。また這って傾斜や段差の登り降りをすることで脚力・腕力・腹筋・背筋・平衡感覚が養われます。
伝い歩きから一歩へ
つかまり立ちや伝い歩きを繰り返ししていると、足の筋力・背筋力・バランス感覚が発達していき、同じ姿勢を保つことができるようになります。壁面玩具を立った高さに調節すると、立った姿勢のまま集中して遊ぶようになります。
つかまり立ちの時、足の先の向きがまっすぐに前に向き始めると、歩行が始まるサインです。
両手を広げて身体全体のバランスを取りながら、足を一歩前へ出し歩きだそうとしています。

押し箱を押して歩く
押し箱を押す・引く・方向転換する・重心の移動、これらの動きには、腕や足の筋力が必要です。押し箱を押しながら物をよけたり、つきあたれば止まったり、曲がり角を曲がったり・・・と、箱と自分の身体を操作・コントロールする力をつけていきます。

バランス遊び
大きなゴムボールにうつ伏せになり、前後に揺らしたり、座って上下に弾んだりしてバランスを保ちます。そうすることで、身体の軸となる体幹を鍛え、運動能力の発達を促します。

積み木を高く積む
ミルク缶積み木や重量感のあるウレタン積み木を高くには、全身の筋力を使い身体のバランス感覚が必要です。自分の身長くらい高く積むことができるということは、運動面も十分に発達しているのがわかります。何度も崩れながらも積み上げています。一人で、また二人・三人で一緒に積んでいます。

遊具を引いて歩く
歩行が安定すると、何かを持って歩いたり、何かを引いて歩いたりします。引き玩具は、歩くと木の音がカタカタと鳴って子どもが意欲的に歩くことを促してくれます。ただ歩くだけではなく、障害物を避けたり方向を転換したりと、注意力や思考力が必要になってきます。なので、前を向いて歩くだけでなく、自分の引いているものを振り返って確認しながら歩くことが出来るようになります。