








ぞう組日誌より
惜しくも、1回戦2回戦とも負けが続いていた玉入れで、2回とも負けた悔しさから「ほら負けた!!!」と怒り悔しがる女児**。2回戦目の結果発表になっても、うつむき悔しがっている彼女に、昨日友達に言っていた言葉を伝える。「**ちゃん、負けた時に上向いてみんなで応援しよって言ってたで!!」と言うと、表情が変わり思い出したかのように「みんな!めっちゃ応援しよ!!3チーム勝てる!!」と気持ちが切り替わった。それを聞いた子どもたちも「よっしゃ!!いけ3チーム!!」と元気になる。事前にみんなで話し合ったことがこんな風に子どもたちの心を強くするとは思ってもみなかったので、負けをたくさん経験したぞう組だからこその大切なきっかけであったと感じる。そして見事、3チームは一番となった。その時の子どもたちの喜び、興奮は本当に大きかった。




ぞう組日誌より
アンカーは悔し涙の3位ゴールになった。それぞれが全力で走ったが、アンカーにバトンが渡った時には、かなり離れた3位であった。しかし、抜かせないかもしれない状況であっても最後まで進み続けた。初めの頃は、何回負けても”まあ頑張ったからいいやん”と言っていたこともあった。それが、負けたくないという強い気持ち、クラスの友達や観客の声援に包まれて、負けていても最後までひとりで走りきる気持ちが芽生えたことに、本当に大きな成長を感じる。
きりん組日誌より
リレーに負けて、涙したり「悲しい。」と言った男児が何人もあった。それぞれに2位になったことへの悔しさが表れていた。2位といういい経験が出来た。満足していない。それからどうするか、ということに子どもたちの育ちへの促しがあると思いたい。クラス全員で経験できた、それが今この時期だからなお良い。運動会でのクラスの関わりがまた深まった経験になっている。



くま組日誌より
勝敗のつく競技は、年長児が絶対に勝ちたい気持ちを前面に表して、その気持ちを友だちと共有する姿もあった。
何よりも年長児がとても楽しんでいたのが嬉しかった。約一ヶ月、年長活動を通してクラスを超えて年長児全体で一緒に進めていく。でもクラス対抗競技は本気で勝負する。その中で、いろんな感情があったと思うが、それぞれの中で「出来た」という達成感があったのではないかと思う。帰り際に「うんどうかいめっちゃ楽しかった!」と言ってくれた年長男児の表情が本当に晴れやかであった。
