入れたり出したり
入園して高月齢の子どもたちが興味を示した遊びは「入れたり出したり」の遊びでした。同じことを何度も繰り返して楽しむのがこの時期の特徴です。私たちは様々な種類の容器と入れるものを用意しています。
入れるところがゴムなので、色んな形の物を出し入れしやすく、重さで缶の中に落ちてくれることもあります。
ふたを開けると簡単に入れる事が出来ることを子どもたちは知っています。この時はお手玉二個掴みで容器いっぱいに入れていました。
子どもたちは入れてみて、入らなかったら違う物を入れようとしたり、入らないことを大人に訴えたりします。そんな経験を繰り返し、入れるものを選んで遊ぶようにもなります。
ほかにも、ボウルやザルのように広い口が開いているもの、もう少し狭い口のものも用意しています。子どもたちが選んで遊ぶのはもちろんですが、大人が子どもたちの発達状況を見ながら発達に合った容器や入れる物を勧めることもあります。子ども達は、遊びの中で空間認知力を高め、物の性質・大きさ・量を知っていきます。そして遊びを通した理解と動作が日常生活の行為に繋がっていきます。