年長さん2人がお家から持ってきた廃材で恐竜を作りました。「そうや、恐竜博物館作ってみたいなぁ」と話しながら、恐竜のエサを作ったり、お土産として売るためのキーホルダーを作ったりしていました。
「ここからどうやって博物館作ろっかなぁ~」と悩んでいたところ、靴屋さんに誘われて行ってみました。
そこで・・・「ぼく、恐竜の靴ほしいなぁ~」と店員さんに言うと、「作ったるわ!」と言ってくれ、2人で恐竜の靴作りが始まりました。
すると、「そうや!!恐竜博物館と靴屋さん合体したらいいやん!」というアイデアが出て、恐竜博物館のお土産屋さんで恐竜の靴を売ることになりました。
「前にケーキ屋さんで作ったケーキに恐竜貼ったら、ケーキも売れるなぁ」「恐竜のバッジも作りたい!」と次々にアイデアが出てきます。人数が増えるとその分アイデアも増えます。
いよいよオープン!
恐竜博物館を作りたいと始まったお店でしたが、恐竜のいろんな商品が売っている恐竜屋さんとなり、いよいよオープンしました。オープンするのを楽しみにしてくれていたお客さんたちがたくさん来てくれていました。
お客さんが全員帰ったタイミングで振り返りをしました。
数日前からお店を準備し、実際にお客さんに来てもらってそれぞれが感じたことを言葉にしてもらいました。夏頃に比べて、「~して楽しかった」「~できて嬉しかった」等話す言葉が具体的になっています。
そして、次はどうしてみたいか聞いてみると、改善点が挙がり、新たな方法のアイデアも出してくれました。
その翌日
商品の並べ方や動線を工夫し、再びオープンしました。
お客さんはカートを押して好きな商品を選び、レジに並ぶ。実はこの方法、2年前の年長さんがしていた『くまっくすばりゅー』の遊びをヒントにしているのです。今の年長さんがまだ年少さんだった頃に見た遊びを覚えていたようで、実際に「くまっくすばりゅーみたいにしようよ!」という発言もありました。また、『いつかあんな風にやってみたいなぁ』という憧れの気持ちも年長さんの中に残っていたのではないかと思います。
『靴屋さん』と『恐竜博物館』が年長さんの一言でつながり、『恐竜屋さん』となったこの遊びは、これまでに年上のお兄ちゃん・お姉ちゃんがずっと前にしていた遊びや、身近なお友だちがしていた遊び、そして今までに自分がした遊び等いろんな経験から得たアイデアがつながって、組み合わさって完成しました。いろんなつながりが見られた恐竜屋さん。1年後、2年後にもまたつながっていくといいなぁと願っています。