第1話 タッチプールを作りたい!!
12月11日水曜日年長児で姫路市立水族館に行きました。10月に計画されていたものの天気が悪く中止になってしまいました・・・そのこともあり、水族館に行けると知った年長児たちは喜んでいました!当日の年長児たちは「めちゃくちゃ楽しい!!」と、念願の水族館を存分に楽しんでいました。
その次の日、きりん組では朝早く登園していた年長児たちが何やら話をしています。
「きりん組で水族館つくらへん!?」「昨日めちゃくちゃ楽しかったし、いいやん!!」「まずはタッチプールから作りたい!」
第2話 生き物つくるのってむずかしい・・・
ダンボールに色を塗り、タッチプールのプールが出来上がりました。生き物は何がいたか考える子ども達。「まず、ヒトデやな!!」「ウニとか、エイとかサメもおった!!」次々と生き物の名前が出ました。その時の表情はタッチプールを思い出したのか、とてもよい表情をしていました。「ヒトデって真ん中がちょっと膨らんどったんよなぁ。。」「ウニのチクチクどうやって作ろかな」と、それぞれに疑問が!!ダンボールかな、紙かな、箱かな、それを何で引っ付けようかな、と考える姿があったり、お互いに相談し合ったり、イメージしたものを保育者に相談したり。少しずつですが完成に近づくと同時に満足感のようなものも感じました。
第3話 ちんあなごを水槽に!!くらげも添えて・・・
タッチプールが完成し始めたころ、あることに気付きました!
「待って!タッチプールだけちゃうやん!!」そして、ちんあなご作りが始まり、同時にサメも作られ始めました。他の遊びに行っていた子が水族館作りに帰ってきて、「僕も同じの作りたい。」というと1人の子に「他にも水族館におった生き物作ってほしい!」と言われました。
保育者に相談に来たので、「一番見て良かったのはどれ??」ときくと、ピンっ!!ときた表情が!!クラゲつくりたい!!!膨らますにはどうしたらいいかな?と考えていました。そうしてクラゲ作りも始まりました。「クラゲを水の中に泳がせたいなぁ。」「ちんあなご動かせるようにしたい!次々とやりたいことが出てくる一日でした。
第4話 ついに水槽の完成!紙版画にも挑戦だ!!
サメにエイ、クラゲが完成しました。ついに水槽作り!ハンガーラックに布をかぶせて、作った生き物を泳がせていきます。
「エイは口のある方をみせたい!」と実際に水族館で見た光景を表現していました。「高いところに付けたいから、これ持ってほしい!」「ええで!それもうちょっとこっちちゃう?」ここでも相手のことを想って会話する姿がありました。自然な会話ですが、自分のこうしたいという気持ちを主張するだけでなく、相手の気持ちも受け入れ、賛同したり、そうでなかったり。そうでなくても相手もまたそれを受け入れていました。
そんな中で自然と水槽は出来上がっていきました。
最終話 きりん組すいぞくかん開園!!
第4話で作った水槽に、タッチプール、ちんあなごの水槽などを搬入してきりん組水族館が開園しました。
まずはきりん組のみんなを招待しました。タッチプールでは「これ触ってええん?ウニや!!」エイとサメの水槽では「これってエイのかお?」と会話が弾みます。「エイの口は見えてるところやけど、目は反対側(表側) にあるで!」と年長児が伝えていました。年中児は、すごいなぁ!と感動しながらも来年は自分たちが行けるのかと楽しみにしていました。
他のクラスも招待しました!10月にぞう組水族館に呼んでもらったので今回は招待したい!と目標を持って取り組めていました!そしてこの水族館の生き物たちは年少児たちに・・・新たな水族館へと受け継がれていきました。