お盆が明け、2学期が始まりました。休み中の楽しかった出来事を物語るかのように、少し日に焼けた顔で登園してきた子ども達です。変わらないさくら組16名の元気な姿が見られて嬉しかったです。
さて、ここ最近、猛暑の影響で、水遊びやプールをお休みせざるを得ない日が続いています。早くのびのびと戸外で遊べる日が来ることを祈りながら、室内でも存分に楽しめるよう工夫を凝らしています。そこで今回は、今盛り上がっている室内遊びについてお伝えします。
初めに、子ども達と共同で作った「魚釣り」です。ゲーム要素も加わっている魚釣りは子ども達の挑戦する気持ちを引き立てる様子。魚を釣る時の顔は、真剣そのものです(笑) また、用意した釣竿の数は5本。大人気コーナーで、常に順番待ちの状態です。「かーわって」とお願いすること、「ちょっとまってね」と提案すること、「いいよ」「どうぞ」と譲ること…など、いろいろなやり取りの中で、自分の思いを伝えたり、相手の気持ちを知ったりする良い機会となっています。
次に「お医者さんごっこ」です。普段実生活の中で経験していることは強いもので、まるで本物のお医者さんのような振る舞いを見せる子ども達です(笑) "成り切る"という行為は、なんだか誇らしい気持ちになるようで、お人形を診察してあげたり、保育者や友達に患者さんになってもらったりして、楽しんでいます。友達同士で聴診器を当てあっている姿は何とも微笑ましいものです。
こうして、遊びが盛り上がる一方で、必ず起こってくるのが、友達同士のトラブルです。もちろん、怪我や事故に繋がるようなことがあってはならないという思いから、事前に防げるよう、常に注意して見守っています。しかし、そんなトラブルが起こるのも、子ども達自身が「これがほしい」「こうしたい」と自分の確かな気持ちを持って、遊びに没頭している証拠です。大人からすれば、たくさんある玩具の中から一つ貸す、そんな小さなことで、と感じるようなことでも、子ども達は一生懸命なのです。その気持ちを尊重できるよう、トラブル自体を否定するのではなく、一緒に寄り添い解決していけたらと思っています。そうして何度も何度も繰り返す中で、自分の思いも友達の思いも、大切にできる心が育ってくれればと思います。
保護者の方には、子ども達のかけがえのない成長の過程として、引き続き、一緒に温かく見守っていただけたらと思っています。今後とも、よろしくお願い致します。
〈おまけ〉