1歳児の子どもたちがボールの上に座り、バウンドさせて遊んでいました。この遊びをするためには、体幹がしっかり育っていないと出来ません。0歳児の男の子S君からすると、お兄ちゃんたちの遊びはとても魅力的に見えたのでしょう。でも、ちょっと難しそうと思ったのか、見ているだけです。
どうするのかなぁと観察を続けると・・・
一人の子が、窓越しにいる友達に呼びかけ、顔を見合わせて遊んでいます。それもボールに乗りながら。S君はその姿もしっかりみていました。
そして、男の子が部屋の中に入ってしまうと・・・
このように子ども達は、身近な人の姿を見てやってみたいという気持ちが生まれます。S君が、手で支えると乗れるかも。に注目したことにも驚きました。真似をするためには、よく見る力も必要です。しばらく、手・足・体幹をたくさん使って遊んでいました。
同じことが出来たことで、1歳児への興味も増していきます。きっと、他の遊んでいる時もそばで見て同じことを始めるでしょう。このように模倣は、運動発達や人と関わる土台(社会性)が育つ大きなきっかけとなります。