エントランスには、クリスマスツリーやサンタクロース・トナカイのオーナメントなどが飾られ、1年でいちばんにぎやかな装飾に、子ども達はとてもワクワクしています。
12月2日はこども園の音楽会でした。たくさんの保護者の方々に見にきていただき、ありがとうございました。子ども達はこの日に向けて、毎日コツコツと楽器の演奏を頑張ってきました。
11月、妙見山、千ヶ峰登山・ファッションショー・想い出旅行などすみれ組ではとてもたくさんのやりたいことがありました。どの「やりたいこと」1つにおいても、子ども達とミーティングを行い「成功させるためには?」「楽しくするには?」「やってみてどうだったか?」など必ず話し合ってきました。そのため、ミーティングの時間を作り、それに向けての活動の時間を作り、それに加えて楽器遊びの時間も作り…と、本当に限られた時間の中で、楽器遊びを行ってきました。
子ども達がまず最初に行ったのは、実際にやってみたい楽器に触れて音を鳴らしてみることでした。すみれ組になり、今まで触れたことのないたくさんの新しい楽器が出てきました。どれもとても魅力的で「あれをやってみたい!」「これもやってみたい!」と、子ども達のワクワクがよく伝わってきました。魅力がある分「どの楽器にするのか?」を決めることはとても大変でした。やはり人気のある楽器は、多くの子ども達が「やってみたい!」と希望が殺到しました。全員希望通りに好きな楽器を持たせてあげることができればよかったのですが、楽器の数にも限りがあるため、子ども達同士で話し合ったり、「他の楽器をやってみてもいいかな~」と思えるような、楽器のプレゼンテーションを行いました。決めるにあたり思っていた楽器の希望通りにならず、悔しい思いをした子もいましたが、最終的には全員納得して演奏する楽器を決めることができました。
ここからしばらくは各楽器のパート練習をコツコツ行っていきました。今年は例年に比べ打楽器を減らし、メロディー楽器を多く取り入れました。そのため子ども達にしてみれば思っていたよりも演奏することが難しかったようで、最初はなかなか弾けなくて苦戦する子が多かったのですが、それでもコツコツ練習を重ねていきました。各パート毎にドレミの歌を自分達で歌いながら楽器を演奏する姿や、困っている子には教えてあげたり、わからない時は友達に尋ねたりする姿が多く見られました。友達と力を合わせることが自然とできるようになっていて、とても嬉しく、そして微笑ましかったです。
そうしてコツコツ行ってきたパート練習を経て、全体で合わせる練習をしました。パート練習では自分達の音だけで合わせるだけですが、全体となると色々な音とリズムを一斉に演奏するため、別の楽器の音に惑わされたり、焦ってしまって思うように演奏できなかったり…と、最初はなかなか合わせることができませんでしたが、次第に音を合わせることのコツや大切さ、楽しさに気付くことができ「早く音(ピアノ)鳴らして!」と口にするぐらい、自信を持って楽しく演奏ができるようになりました。
いよいよ発表会当日!子ども達はお家の人に見てもらえる嬉しさ半面、緊張感も多々あったようですが、なんとか無事に演奏も合唱も成功することができました。緊張からいつもの余裕がなくなり、ちょっぴり急ぎ足になったり、間に合わなかったりすることもありましたが、限られた練習時間の中で、よくここまでみんなで合わせて演奏できるようになった姿を見て、改めて子ども達の可能性の幅の広さを感じました。本当にみんなよく頑張りました!!
来週からはわくわくタイムで楽器遊びエリアが登場します。いろいろな楽器の演奏の仕方を、ぜひ小さいクラスの友達に教えてあげてほしいと思っています。また友達が演奏していた姿を見て「やってみたい!」と思った楽器を演奏して楽しめたら…と思います。
またすみれ組では、楽器遊びと並行してお店屋さんごっこの準備を進めています。来週からいよいよオープンしていく予定にしていますので、今後のお店屋さんの様子も順次お伝えしたいと思います。